「日本新三大夜景」で楽しむイルミネーション!絶景夜景を一挙紹介

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冷たく澄み切った冬の空気で一層美しさを増す夜景。全国各地では数々のイルミネーションイベントが開催され、寒空の下白い息を吐きながら光が織りなす情景に目を奪われる時間は、冬の思い出になること間違いなし。その中でも、特に夜景を目当てに訪れたいのが「日本新三大夜景」に選出された長崎市と札幌市、北九州市の3都市だ。そこで本記事では、3都市で楽しめるイルミネーションやライトアップを一挙に紹介!

そもそも「日本新三大夜景」とは?

3都市のイルミネーションを紹介する前に、ここでは「日本新三大夜景」について紹介しよう。

そもそも「日本新三大夜景」とは、夜景観光において国内唯一の事業団体である(一社)夜景観光コンベンション・ビューローが2015年にスタートさせたもの。全国の夜景鑑賞士に対してアンケートを実施し、その結果による上位3都市を「日本新三大夜景都市」通称「日本新三大夜景」と認定している。3年に一度更新が行われ、2022年に3回目の改選が実施された結果、現在の3都市が選出された。

悲願の1位を獲得!北九州市

2022年に行われた3回目の改選にて、悲願の全国1位を獲得したのが福岡県の北九州市だ。製鉄所をはじめとするダイナミックな夜景や水面に照らし出された幻想的な作業灯は、近年の「工場夜景」ブームと連動し、多くの人が虜となっている。また、“100億ドルの夜景”と称される「皿倉山」や北九州市にかかる若戸大橋が圧倒的な存在感を放つ「高塔山公園」など、北九州市街を一望できるスポットも魅力だ。

門司港レトロ浪漫灯彩

門司港レトロ地区では2024年3月17日(日)まで、「門司港レトロ浪漫灯彩」を開催中。

門司港レトロ浪漫灯彩
門司港レトロ浪漫灯彩

明治初期の時代に開港した門司港に存在するレトロな建造物のライトアップとコラボレーションしたイルミネーションは、淡いシャンパンゴールドのカラーでどこか懐かしい雰囲気を演出してくれる。約30万球でデコレーションされた周囲の木々や港の水面に反射した光も注目のポイントだ。


小倉イルミネーション

小倉の街がきらめく光で彩られる「小倉イルミネーション2023」は、JR小倉駅周辺や紫川周辺で2024年2月14日(水)まで開催中。

「小倉イルミネーション2023」では、北九州市制60周年を記念したイルミネーションも
「小倉イルミネーション2023」では、北九州市制60周年を記念したイルミネーションも

「小倉都心部の冬の風物詩」として多くの人に愛されている同イベントでは、北九州市制60周年を記念した特別なイルミネーションも展示される。

小倉城を眺めながら雪の結晶をモチーフにしたライトアップを楽しめる「小倉城お城通り」や絨毯のように1面に光が広がる「紫川河畔」など、各エリアで趣向を凝らしたイルミネーションが出迎えてくれるので、光に包まれた街を巡りながらゆったりとした時間を過ごしてみて!


そのほかにも、チャチャタウン小倉で行われる恒例のイルミネーション「チャチャタウン小倉 2023 イルミネーション」(※期間:2024年2月14日(水)まで、場所:チャチャタウン小倉)や北九州最大級の光り輝くクリスマスツリーが登場する「RIVERWALK 20th Christmas Carnival」(※期間:2024年2月29日(木)まで、場所:リバーウォーク北九州)など、豊富な夜景のバリエーションが用意されている。


今回が3度目の認定!雪と光の都市札幌市

北九州市との接戦の末2位に選ばれた札幌市は、3度目の認定。“光の絨毯”や“煌めく宝石箱”と称される北海道最大の200万都市を標高531メートルの高さから眼下に眺める「藻岩山」や標高307メートルのスキージャンプ台スタート地点に展望台が位置する「大倉山」、「旭山記念公園」といった北海道の大自然を味わえるスポットは多くの人に感動を与えている。

また市街地でも、札幌のランドマークタワー「さっぽろテレビ塔」や「JRタワー」など、俯瞰で夜景を楽しめる展望台展望台が多いため、遠出をしなくとも気軽に夜景に触れられるのもうれしいポイントとなっている。

標高531メートルから北海道の都市を一望できる「藻岩山」
標高531メートルから北海道の都市を一望できる「藻岩山」


宮の森フランセス教会イルミネーション

宮の森フランセス教会では2024年3月31日(日)まで、「宮の森フランセス教会イルミネーション」を開催中。

北海道イルミネーションランキングで3年連続1位!「宮の森フランセス教会イルミネーション」
北海道イルミネーションランキングで3年連続1位!「宮の森フランセス教会イルミネーション」

200年以上の歴史を持つ由緒ある国内最大級の礼拝堂で行われる同イベントは、北海道イルミネーションランキングで3年連続1位を受賞し、デートスポットとしても人気を博している。光り輝くガーデンや大聖堂を幻想的に彩るイルミネーション、協会の庭にある月のフォトスポットなど1万球以上の電飾を施した光景は圧巻!


さっぽろホワイトイルミネーション

今回で43回目を迎える「さっぽろホワイトイルミネーション」は、大通会場や駅前通会場など5つの会場にて12月25日(月)まで実施中。

【写真】今年で43回目を迎える「2023さっぽろホワイトイルミネーション」は“日本三大イルミネーション”にも選出
【写真】今年で43回目を迎える「2023さっぽろホワイトイルミネーション」は“日本三大イルミネーション”にも選出

大通会場では、札幌市の鳥であるカッコウのモチーフを取り入れた「羽ばたきのウィッシュ・バーズ」や、札幌の花スズラン、北海道の花ハマナスとのコラボレーションが美しい「彩りのウィンター・ブロッサムズ」などそれぞれ異なるテーマのイルミネーションが展開される。

そのほかの会場でも、街路樹に施された装飾が街を彩ってくれるので、ゆったりと街を散歩しながらでもドライブをしながらでも幻想的なイルミネーションストリートを堪能できる。


このほか、伝統的な赤レンガと高さ20メートルのモミの木に目を奪われる「サッポロガーデンパークウィンターイルミネーション」(※期間:2024年3月31日(日)まで、場所:サッポロガーデンパーク)や“しあわせ”を知らせる大きなベルが特別な日を演出してくれる「白い恋人パーク スイートイルミネーション2023」(期間:2024年3月31日(日)まで、場所:白い恋人パーク)など、北海道ならではの雪景色とともに堪能したいイベントが続々開催されている。


日本屈指の夜景都市!異国情緒あふれる長崎市

札幌市と同様に3度目の認定となった長崎市。“鶴の港”と呼ばれる長崎港を山々が取り囲むすり鉢状の地形を生かし、「稲佐山」や「鍋冠山」、「風頭公園」など多方面から夜景を見下ろすことができるのが特徴的だ。2021年にはモナコ・上海と並び「世界新三大夜景」に再認定されており、日本だけではなく、世界の夜景都市として存在を確立している。世界遺産の常設ライトアップやイルミネーションのリニューアルなど、進化を続ける同市から目が離せない!

グラバー園イルミネーション

居留地時代から残る海外の人々の住宅と長崎市内に点在していた洋館が集まり、幕末から明治にかけての長崎の歴史を感じることができるグラバー園。そんな同施設では「Glover Night 2023 Winter」を、12月25日(月)まで開催中。

長崎の歴史を体験できるノスタルジー溢れる「グラバー園イルミネーション」
長崎の歴史を体験できるノスタルジー溢れる「グラバー園イルミネーション」


期間中は、重要文化財を含む各建物がライトアップされる。日中とは異なる姿を見せる夜のグラバー園は、より一層ノスタルジックな雰囲気に!12月24日(日)と25日(月)に実施されるハートキャンドルイベントでは、メッセージを書いたキャンドルが放つ温かな光に1面が包まれ、忘れられない思い出の1ページになること間違いなしだ。


ISLAND LUMINA

約800メートルのなだらかな傾斜のある森の中の道を歩いて進みながら、最先端技術の光と映像のデジタルアートが創る幻想の世界を冒険する新感覚のアトラクションが「ISLAND LUMINA」だ。

「ISLAND LUMINA」では最先端技術の光と映像のデジタルアートを体感できる
「ISLAND LUMINA」では最先端技術の光と映像のデジタルアートを体感できる

自然の森を用いた先端技術の光と映像のデジタルアートを楽しめるのは西日本でここだけ。長崎県や伊王島の歴史、文化、伝説などをモチーフとした壮大なストーリーやキャラクターが作り出す世界観を味わってみて!


美しいだけではなく、各都市の歴史や文化をも感じさせる夜景の数々。写真だけでは伝わらない、その土地の空気や風、温度、匂いを五感で味わってみて!

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

詳細情報

■「日本新三大夜景」特設サイト:https://jptop3.yakeikentei.jp/index.php
情報は2023年12月21日 17:00時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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