7つのエリアを散策する「久留米イルミネーション」が豪華絢爛!パワーアップした「光のミュージアム2026」
福岡県
福岡市街地から西鉄電車の特急で約31分。西鉄久留米駅で下車してバスで約5分(徒歩だと約15分)。その先に待っていたのは、キラキラと美しく輝くイルミネーションの世界だった。「光のミュージアム」は昨年、2万人の来場者数を目標に掲げて試行的に開催。約40日間の開催で目標を上回る2万2千人の来場者で賑わいをみせた。第2回となる今年度は昨年の成功と改善点を踏まえて本格的に実施。開催日数も倍の80日間となり、来場者数は6万人が見込まれている。「光のミュージアム2026」とは一体どんなイルミネーションなのか?約800メートルの庭園の散策路に設けられた7つのエリアを実際に巡りながら、その魅力に迫る。
新エリア登場!「久留米イルミネーション 光のミュージアム2026」がパワーアップ
2026年10月23日(金)からスタートの「久留米イルミネーション 光のミュージアム2026」は、ただ眺めるだけのイルミネーションではない、五感で感じる体験型のイルミネーションである。西洋庭園と2つの日本庭園を擁する石橋文化センターの園内が7つのエリアに分かれ、それぞれが異なる光の世界観へと来場者を誘う。光と音のショーに出迎えられたかと思えば、白鳥の池では光の絵巻と虹色に光る睡蓮の花に出合い、丘には2250輪の光の花が咲き誇る。そんな800メートルの光の道の終盤には、静かな日本庭園とオーロラの光が待っている。歩を進めるたびに景色が変わり、次はどんな世界へと誘われるのか大人もワクワクする――。そんな7つのエリアを巡る “イルミネーションの旅”が、今年の「光のミュージアム2026」の大きな魅力だ。しかも2026年は、石橋文化センターの開園70周年という記念の年。1956年の開園以来、花や文化、芸術に触れられる場所として親しまれてきた庭園の節目の年に開催される光のイベント。試行的に行われた前年は3エリアだったが、今年度は大幅にパワーアップした7エリアのイルミネーションで彩られる。
実は、このイルミネーションイベントは夜景評論家として名高い、丸々もとおさんがプロデュースしている。丸々さんは久留米イルミネーションの舞台である石橋文化センターについて「西日本唯一の施設」と語る。「2つの日本庭園と、1つの西洋庭園を擁し、それらを舞台にイルミネーションイベントを開催できるのは西日本では唯一です!日本中を探してもそうそうある舞台ではありません」と解説。夜景観光コンベンション・ビューローの代表理事を務め、数々の夜景やライトアップを見てきた夜景の専門家である丸々さんにそこまで言わしめる「光のミュージアム2026」の魅力とは?ウォーカープラスでは7つのエリアごとにその魅力を紐解いていく。
※以下記事に【NEW】のマークがあるエリアが今年新登場となるエリア
メモリアルゾーン「光のオーケストラ」/旅のスタートは華やかな光と音に包まれる
“約800メートルの旅路”のスタートを飾るのは、メモリアルゾーンの「光のオーケストラ」だ。西洋庭園を舞台に、光と音のショー「空と水を彩るミュージックガーデン」が開催される。多数の光が庭園を彩り、正面奥にある美術館も水玉の光でラッピング。大音量の音楽とともに光が躍動するダイナミックな演出が迫り来る。ショーの開催時間は約3分間。10分に1回のペースで行われるため、まずはここで足を止めて、光と音が織りなす景色をじっくり楽しんでみよう。
【NEW】白鳥の池ゾーン(KAZE)「光のアート絵巻」/次に待つのは久留米を綴る光の物語
「光のオーケストラ」を後にして、次にたどり着いたのは白鳥の池ゾーン(KAZE)の「光のアート絵巻」だ。ここは今年度に新登場したイルミネーションエリアで、映像と光、音を組み合わせたショーを開催。「白鳥の池」という実在する風景を舞台に、2台のプロジェクターによって迫力ある「光で織る久留米絵巻」が展開される。池の奥の生い茂った木々をスクリーンとして、久留米の春夏秋冬が映像で映し出される、奥ゆき感ある演出だ。夜の闇の中、久留米を題材にした絵巻物のページがゆっくりとめくられていく様は雄大そのもの。イルミネーションをただ眺めるだけではなく、映像や音までを含めたドラマティックなショー型の演出は、きっと観る者の心に刻まれることだろう。ひとつの物語の中へ入り込んでいくような浮世離れした時間をお楽しみに!このエリアのショーの開催時間も約3分間で10分に1回のペースで開催される。
【NEW】白鳥の池ゾーン(NAGI)「華咲く睡蓮の鏡庭」/水面にもうひとつの世界が現れる
同じ白鳥の池でも、(KAZE)のエリアを抜けると雰囲気が一変する。続いて現れるのは、白鳥の池ゾーン(NAGI)の「華咲く睡蓮の鏡庭」。水面に浮かぶのは、虹色の光をまとった可憐な睡蓮たちだ。このエリアの見どころは、静かな池の水面に睡蓮の光が映り込んだ「逆さ睡蓮」。さきほどの(KAZE)が映像・光・音で“賑やかに楽しませる”エリアなら、こちらは水面に広がる光を“静かに眺める”エリア。歩くスピードを少し緩めて、水の上を漂う七色のクリスタルオブジェを目で追う。800メートルというイルミネーションの旅路の道中には、華やかな場所だけでなく、こうしてそっと立ち止まりたくなるエリアも組み込まれている。
【NEW】憩の森ゾーン「光のバブルガーデン」/森の中で“虹色の夢”に迷い込む
白鳥の池の橋を渡り終えるとすぐの場所で待っているのが「光のバブルガーデン」だ。テーマは「虹色の夢、夜空に光咲くシャボン玉」。夜の森の中に浮かび上がるシャボン玉がライトアップされ、まるで光の粒が舞っているようだ。さきほどまで水面に揺れる可憐な花を眺めていたと思ったら、今度は夜の森を浮遊する“虹色の光”に目を奪われ、目線が移る。「光のバブルガーデン」のエリアは下が芝生となっているので、光のバブルを追いかけて子どもたちが走り回っても安心。子どもが楽しめる体験型のエリアとなっている。こうやってエリアを移動するたびに世界観やコンセプトが変わるのも、「光のミュージアム」のおもしろさだろう。800メートルをただ歩くのではなく、次々に展開される“光の物語”を体験する感覚でゆっくりと歩を進めていきたい。
【NEW】芝の丘ゾーン「太陽が憧れるつつじの銀河」/2250輪の光の花が丘を埋め尽くす
森を抜けた先に広がるのは、芝の丘ゾーンである。ここでは「太陽が憧れるつつじの銀河」と題し、2250輪の光の花畑が迎えてくれる。ここに咲き誇る花々の電力はすべて太陽光発電でまかなわれている。久留米市の花であるツツジが光をまとい、夜の丘に“花の銀河”をつくり出す。
石橋文化センターといえば、四季折々の花々を楽しめる庭園としても有名だ。その“花の庭園”という個性を、夜は“光の花”として楽しめるのがおもしろい。しかも舞台となっているのは“丘”である。平面的に光が並ぶイルミネーションとは違い、丘という斜面を生かした広がりを感じながら花畑を眺められるのも魅力だ。
創造の森ゾーン「フォレスト・ヒーリング」/光をたどって夜の森の奥へ
ソーラーツツジの花畑をあとにすると、旅路は森の中へと続く。創造の森ゾーンの「フォレスト・ヒーリング」は、これまでの華やかなエリアとは違った、深い癒やしを感じる場所だ。ここでは、繊細な緑の光が飛び交い、まるで無数のホタルの光に包まれたかのような神秘的な空間となっている。このエリアは、晩年に月を題材にした作品を描いた久留米出身の洋画家・坂本繁二郎のアトリエや竹林があり、石橋文化センターのなかでも最奥に位置する、自然を感じられる場所である。
足元の竹灯籠の明かりに誘われながら進めば、まるで夢から覚めるように艶やかにライトアップされた藤棚の出迎えも!800メートルのイルミネーションの旅路も終盤に差し掛かっている。ここで先を急ぐ必要はない。少し歩を緩め、夜の森そのものを味わうように立ち止まってみるのもいいだろう。
和のゾーン「日本の心とおもてなし」/旅の終わりに待つ、静かな光とオーロラ
最後を彩るのは、日本庭園を舞台にした和のゾーン「日本の心とおもてなし」だ。ここでは、池を囲む木々や滝など、もともとそこにある自然の景観と光を組み合わせたライティングを楽しめる。さらに昨年は1台だったレーザーを2台に増やして、「Wオーロラショー」を10分に1回開催。日本庭園で開催されるオーロラショーは、洋風のイルミネーションとはひと味違ったしっとりとした情緒が漂う。
和の音色とともに庭園全体をオーロラが包み込むショーは圧巻で、池の奥に浮かび上がる満月の演出もすてきだ。西洋式庭園の「光のオーケストラ」が旅の始まりを華やかに飾ったのに対し、こちらは旅の終わりにふさわしい厳かな光で締めくくる。約800メートルのイルミネーションの道を歩いてきたからこそ感じられる7エリアそれぞれの特徴、その“最後の景色”を楽しみたい。
約800メートルのイルミネーションの旅を終えたら久留米の街へ
7つのエリアをつなぐ「光のミュージアム」のルートは、1周約800メートルだった。西洋式庭園から始まり、白鳥の池へ。水面の光を眺め、森へ入り、虹色のシャボン玉や2250輪のソーラーツツジに出合う。そして静かな森を抜けた先には、厳かな日本庭園とオーロラが待っていた。約800メートルのなかに、こんなにも違う景色がギュッと詰まっているとは!普通にのんびり歩くだけなら約30分ほどだろうが、ショーを眺めたり、気になる場所で足を止めたり、写真を撮ったりしながらじっくりと1時間から1時間30分ほどかけて巡るのがおすすめだ。
また、敷地内の奥には飲食・休憩エリアも設けられている。イルミネーション期間中は、ハンバーガーやカレー、スイーツやカフェメニューなどを提供するキッチンカーや屋台が出店(日によって出店する店舗は異なる)。暖を取れるテントも用意されているので、イルミネーションの明かりのなか、ゆっくりと過ごそう。
そして、1周約800メートルのイルミネーションの旅が終わったら、今度は久留米の街へ繰り出してみるのもいい。久留米市中心部では2026年12月12日(土)から2027年2月14日(日)まで「第22回くるめ光の祭典 ほとめきファンタジー」を開催予定だ。冬の久留米は、街と庭園の両方でイルミネーションを楽しめる季節となる。さらに、久留米といえば、豚骨ラーメンをはじめ、やきとり、筑後うどん、骨付きカルビなど、ディープなご当地グルメがそろう“B級グルメの聖地”でもある。グルメな旅人なら、“赤提灯”という灯りの下を歩くのもおすすめだ。
【久留米イルミネーション「光のミュージアム」2026】
開催期間:2026年10月23日(金)~2027年1月31日(日)
休み:月曜日(祝日の場合は開催)、12月28日(月)から翌年1月2日(土)
開催時間:18時~21時(開場17時30分/入場締切20時30分)
料金:【当日券】大人1000円、高校生以下500円、3歳以下無料【前売券】大人900円、高校生以下400円、3歳以下無料(前売券は当日の17時まで購入可/石橋文化会館1階及び久留米シティプラザ情報サテライトにて販売)
会場:石橋文化センター/福岡県久留米市野中町1015
駐車場:221台(2時間200円※以降30分ごとに100円)
取材・文=大庭かおり、写真=川崎賢大
※開催時間は変更になることがあります。詳しい時間は公式サイトをご確認ください。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
※会場内は暗い箇所、坂や段差もあるためスニーカーなどの歩きやすい靴での来場を推奨します。
※犬を連れての来場制限はありませんが、狭い通路もあるためほかの来場者への配慮をお願いします。
※園内には池や立入禁止の場所あり。子ども連れの場合は目を離さないよう細心の注意をしてください。
※所定の場所以外での喫煙はご遠慮ください。
※フラッシュや三脚を使用した撮影、並びに大型機材(レフ板やスタンドなど)の使用はご遠慮ください。
福岡県のイルミネーションを探す
| 福岡県の人気イルミネーションランキング |
| 福岡県の行ってみたいイルミネーションランキング |
| 福岡県の行ってよかったイルミネーションランキング |
開催状況から探す
都道府県からイルミネーションを探す
イルミネーションガイド
おすすめ情報
人気イルミネーションランキング
【福岡県】
人気イルミネーションランキング
【九州・沖縄】
閲覧履歴
- 最近見たイルミネーションのページはありません。

